自分が描いた図面がそのまま、
被災地復興の青写真になる。

2001年入社(新卒)

Masahiro Shimooka

設計本部 設備設計部 次長

工場新築は
クライアントにとっても、大勝負。

入社以降、長いこと、食品工場物件の設備設計を担当しています。当然のことですが、それなりの額を投資する、大きな案件も多いです。それでいて、大企業ばかりではなく、個人商店が施主ということもよくあること。新築ともなれば、クライアントにとっても人生に一度あるかないかの大勝負。店舗などとは異なる、責任の大きなプロジェクトになります。工場は、クライアントによって製造物も変わりますし、オペレーションも変わってきます。それらはクライアントへのヒアリングを通じて学ぶほかありません。手間もかかりますが、クライアントの想いに応えるためには欠かせません。

個人としても会社としても、
大きな経験になった復興事業。

食品工場は都心ではなく地方に設置されることも多いため、もともと泊りがけの出張も多かったのですが、震災以降は、特に東北の案件が増えました。直近で担当したのも、宮城県の復興案件。車や新幹線で、長時間移動をすることもあり、メールや電話での手配や確認は移動中の日常風景です。また、現地に着けば、クライアントやスタッフとの打ち合わせはもちろんのこと、役所や消防署回りも行います。頻繁には来られないからこそ、事前にできる限りの情報を集め、スムーズな進行を心がけなければなりません。それでも、プランの確定には時間を要します。復興案件では、新しく設立されたクライアントだったため、業務内容も流動的でした。将来の拡張を見越しながらスケジュールを引き、内容を固めていくプロセスは、私個人にとってもラックランドという会社にとっても、大きな経験になったと思います。

待っているいくつもの大規模案件。
学歴も社歴も関係なし。

復興案件で、もうひとつ知見として蓄積できたことは、補助金取得のための煩雑な基準を、ひとつひとつクリアする工程を踏めたこと。クライアントの要望に応えながら、けれども、補助金の上限を上回らないようにするためには、「何でもOK」ではなく明確な意見を出す必要にも迫られます。設計のプロというのは、図面をきれいに描けるということではなく、いろいろな制約、いろいろな声を集約し、その上で、ベストの回答を導き出すということに尽きます。ラックランドはゼネコンではありませんが、新築もリノベーションも、すべて社内で請け負うことができます。また、大手ではないため、学歴や社歴に関わらず、若い内から大型物件の担当にもなれます。仕事には大変な部分もありますが、それを「つらい」と思わず、「やりがい」と思える人には、大満足の職場だと思いますね。

私の生き方

自分が本当にやりたいことを、必ずやる。そのために、まず目標をはっきりと定めることを心がけています。誰かにやらされるのではなく、何ごとも主体的に、自分で選んで行動することは、確かに大変ですが、だからこその充実感があると思っています。

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