明るさ。涼しさ。暖かさ。

気づかれないように、
そっと快適を維持する仕事。

2006年入社(新卒)

Hisashi Kubota

設計本部 設備設計部  課長

型にハマりたくなくて選んだ、
就職という道。

大学院で、電圧機の絶縁診断というかなりマニアックな分野を研究していたので、当初は博士課程に進んで研究者になろうと思っていました。それがなぜか、いまは設備設計というまったく別の畑の専門職に(笑)。実は、「型にハマりたくない」という一心で就職活動をはじめて、ラックランドの社長の熱意に惚れ込んだという経緯があります。しかも、内定が出た途端に、次の年の採用活動にも駆り出されて、入社前なのに、説明会で話をしたりもして(笑)。就職活動となると「好きなこと」「学んだこと」で志望先を選んだり、社名で選んだりしがちですが、何だかんだで最後は「人」の相性が大きいと実感しています。

幅広すぎる守備範囲。
それが、かえって面白い。

入社してすぐは現場を知るために、施工管理の仕事をやらせてもらいました。ただ、電気の分野が専門だったため、入社翌年には、学生時代の経験が活かせる「設備設計」に異動。それ以降、ずっと同じ設備領域にいます。けれど、設備というのは、電気だけでなく空調・換気・給排水・冷凍・冷蔵など、空間の快適性を司るさまざまな機器、配線、配管を扱う仕事。巨大組織ではないこともあって、ラックランドではそれぞれに別の担当者はおらず、ひとりがすべてを担います。各分野の専門書もたくさん読みましたが、結局は、現場で先輩に聞いて学ぶことの方が多かったですね。飲食店、スーパーマーケット、クリニック、ホテル、温泉と、これまでに実に幅広い施設の設備設計を行ってきましたが、もちろん空間によって求められる快適性は違います。次から次に「知っている」領域が増えることは、面白いことです。

たくさんの声を聞き、
それを図面に落とし込んでゆく。

設計職なので、図面を描く時にはPCでCADを操作しますが、おそらく想像されるよりずっとあちこちを歩き回る仕事だと思います。現場の職人の声、同僚の声、クライアントの声。そうしたいくつもの情報を集めた上で、図面に落とし込むイメージです。以前よりは自分ひとりで抱え込まず、すぐに周りに聞く習慣が身につきましたね。ちなみに、あまり周囲には言っていませんが、これまでに何回も仕事を辞めたいと思ったことはあります。仕事量が多い。仕事内容が広範に及ぶ。人間関係がこじれる。けれど、私は辞めませんでした。それは、私を求めてくれる人が社内外にいることも知っていたから。ありがたいことです。どんな付加価値を提供できるのか。社会人としての、私の永遠のテーマですね。

私の生き方

仕事とプライベート、どちらかに偏りが出てしまうことはありますが、そこで私が大事にするようにしているのは、何をすれば自分が笑顔でいられるかということです。そして、自分だけでなく周囲にいる人たちを笑顔にしていくことがいつも目標です。

ページトップ